20年ほど前の高校の時にこの本と出会って、恩田陸さんにハマりました。
まず表現が凄い。そして、小説の舞台の存在感。この世に存在してるのかと思うほどのリアル感。
登場人物も多いけど、ちぃさな事が後々に繋がってたりして、一度二度読んで分かることも……。登場人物の一人に自分もなってるような感覚、自分も谷津という場所に立っているかのように思えます。
恩田陸さんは凄いですー
学生の、皆経験してる年頃の話なので、どこかで過去の自分や今の自分と重ねるように読める気がします。
Kindle 価格: | ¥584 (税込) |
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球形の季節(新潮文庫) Kindle版
四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた……。何かが起きていた。退屈な日常、管理された学校、眠った町。全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した! 新鋭の学園モダンホラー。
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1999/2/1
- ファイルサイズ1481 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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出版社より
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球形の季節 | 六番目の小夜子 | 不安な童話 | ライオンハート | 図書室の海 | 夜のピクニック | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.8
85
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5つ星のうち4.1
476
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5つ星のうち3.9
174
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5つ星のうち4.0
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5つ星のうち3.6
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5つ星のうち4.2
2,554
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価格 | ¥649¥649 | ¥693¥693 | ¥1¥1 | ¥935¥935 | ¥649¥649 | ¥880¥880 |
【新潮文庫】恩田陸 作品 | 奇妙な噂が広まり、金平糖のおまじないが流行り、女子高生が消えた。いま確かに何かが大きく変わろうとしていた。学園モダンホラー。 | ツムラサヨコ。奇妙なゲームが受け継がれる高校に、謎めいた生徒が転校してきた。青春のきらめきを放つ、伝説のモダン・ホラー。 | 遠い昔、海辺で起きた惨劇。私を襲う他人の記憶は、果たして殺された彼女のものなのか。知らなければよかった現実、新たな悲劇。 | 17世紀のロンドン、19世紀のシェルブール、20世紀のパナマ、フロリダ……。時空を越えて邂逅する男と女。異色のラブストーリー。 | 学校に代々伝わる〈サヨコ〉伝説。女子高生は伝説に関わる秘密の使命を託された──。恩田ワールドの魅力満載。全10話の短篇玉手箱。 | 小さな賭けを胸に秘め、貴子は高校生活最後のイベント歩行祭にのぞむ。誰にも言えない秘密を清算するために。永遠普遍の青春小説。〈吉川英治文学新人賞・本屋大賞受賞〉 |
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中庭の出来事 | 朝日のようにさわやかに | 私と踊って | 猫と針 | 歩道橋シネマ | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.4
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5つ星のうち3.7
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5つ星のうち3.7
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5つ星のうち3.0
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5つ星のうち3.7
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価格 | ¥935¥935 | ¥737¥737 | ¥737¥737 | ¥356¥356 | ¥781¥781 |
瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。容疑は三人の女優に掛かるが。芝居とミステリが見事に融合した著者の新境地。〈山本周五郎賞受賞〉 | ある共通イメージが連鎖して、意識の底にある謎めいた記憶を呼び覚ます奇妙な味わいの表題作など14編。多彩な物語を紡ぐ短編集。 | 孤独だけど、独りじゃないわ──稀代の舞踏家をモチーフにした表題作ほかミステリ、SF、ホラーなど味わい異なる珠玉の十九編。 | 葬式帰りに集まった高校時代の同窓生。やがて会話は、 15 年前の不可解な事件へと及んだ。著者が初めて挑んだ密室心理サスペンス劇。 | その場所に行けば、大事な記憶に出会える――。不思議と郷愁に彩られた表題作他、著者の色とりどりの作品世界を味わえる全18話。 |
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「5月17日」その日付にエンドウさんという子が宇宙人にさらわれる、という噂は現実となった。金平糖を使ったおまじないが流行り、第2の噂が流れる。東北の町を舞台にした高校生の生活を描いた傑作モダンホラー。
登録情報
- ASIN : B00WHVR3QY
- 出版社 : 新潮社 (1999/2/1)
- 発売日 : 1999/2/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1481 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 286ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,054位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「六番目の小夜子」でも似たようなレビューを書いたが、結末から考えてそこに収斂するように書かれてはいない気がした。本作の場合も、ある地方都市の高校生の間で広まった噂話の秘密を探るうちに、というストーリーは面白くグイグイ読ませるのだが、その種明かしを読んでも釈然としない気分になったのは私だけではあるまい。又、登場人物は数多いものの特に魅力的と言えるほどのキャラクターも存在せず、その点でも「六番目の小夜子」より高くは評価出来ない。
それでもミステリアスな謎の提示やこれがどう収束するのかと期待させて読ませる技量は素晴らしい。ミステリのようにスッキリした結末を求めると肩透かしを食うがそれなりの評価は出来る。個人的にはもう少し登場人物を絞った方が良かったように思ったが、一つの地方都市全体を描こうとした意図は感じられた。
それでもミステリアスな謎の提示やこれがどう収束するのかと期待させて読ませる技量は素晴らしい。ミステリのようにスッキリした結末を求めると肩透かしを食うがそれなりの評価は出来る。個人的にはもう少し登場人物を絞った方が良かったように思ったが、一つの地方都市全体を描こうとした意図は感じられた。
2022年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
amazon内容(「BOOK」データベースより)紹介より以下、
四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。
町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた…。
何かが起きていた。
退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した!
新鋭の学園モダンホラー。
*
終わって、何かが始まる気配をみせながら読了。
やけに序盤で谷津という町に固執してるなと説明で感じつつ、
終わってみれば納得する。
でも、こんな終わり方でいいのか、消化不良で、と感じざるを得ない。
ううむ、どう評価つけていいものかわからないので中途半端な星の数。
主人公は誰か、「町」そのものなのか?
そこに閉じ込められた若者たち。青春。
ホラーのようで、ファンタジー。
「六番目の小夜子」が脳裏をよぎる。
四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。
町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた…。
何かが起きていた。
退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した!
新鋭の学園モダンホラー。
*
終わって、何かが始まる気配をみせながら読了。
やけに序盤で谷津という町に固執してるなと説明で感じつつ、
終わってみれば納得する。
でも、こんな終わり方でいいのか、消化不良で、と感じざるを得ない。
ううむ、どう評価つけていいものかわからないので中途半端な星の数。
主人公は誰か、「町」そのものなのか?
そこに閉じ込められた若者たち。青春。
ホラーのようで、ファンタジー。
「六番目の小夜子」が脳裏をよぎる。
2016年12月26日に日本でレビュー済み
はじめは、よく分からない謎に凍りつきつつ引き込まれました。
ですが終盤は、登場人物と伏線、エピソードが多すぎて、まとめきれずに終わった感じ。
噂を流し、実行し、信じさせ、次の噂をまく。繰り返して何がしたいのか。。
もやもやが残ったので、もう一度流し読みをしてみて、なんとなく落としどころを見つけた気がします。
最後にユミがみのりに言っている言葉に全て集約されているかな。
この何とも言えない、読者に考えさせる余韻が恩田ワールドなのかな~と思いました。
ですが終盤は、登場人物と伏線、エピソードが多すぎて、まとめきれずに終わった感じ。
噂を流し、実行し、信じさせ、次の噂をまく。繰り返して何がしたいのか。。
もやもやが残ったので、もう一度流し読みをしてみて、なんとなく落としどころを見つけた気がします。
最後にユミがみのりに言っている言葉に全て集約されているかな。
この何とも言えない、読者に考えさせる余韻が恩田ワールドなのかな~と思いました。
2007年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恩田陸らしい作品です。
設定、登場人物などは面白いのに、ラストが中途半端。
「え、だから、あれは何だったの?」的な感じになりました。
でも、決してつまらない作品ではないので★4つです。
設定、登場人物などは面白いのに、ラストが中途半端。
「え、だから、あれは何だったの?」的な感じになりました。
でも、決してつまらない作品ではないので★4つです。
2007年12月26日に日本でレビュー済み
読み始めた最初は単なる学園ホラーかと思い、ひょっとしたら時間の無駄だから読むのを中途でやめようかと思ったが、読み進めるうちに登場人物とその人達が各々別個に体験したこととが有機的に繋がってくるのが面白く、止まらなくなった。
東北の小さな町「谷津」。眠ったふりをしたような町。若者はみんな出ていく。でも、出て行ってから戻ってくる人も何人かいる。絶望的な停滞感。夢も希望ももてない。しかし、その町は古代の原初的なものを所々から吹き出し、ある時人はそこからねじれた異次元世界に吸い込まれ、更に跳んでいく。どちらの世界があるべき世界なのかわからない。
停滞したこちらの世界で自分をすり減らすだけで年老いていくことの閉塞感。かといって何かを守るために頑張るとしてその守るべきものは腐臭を放つ唾棄すべきことどもかもしれない。それでもこの世界を、という想いを示唆するところでこの物語は終わる。
僕もたまに思う。自分が特攻隊員だとして何の為に死ねるか?おそらく、美しい故郷の山や川のため、妻子のため、母のため、父のため、僕にやさしかったすべての人のために・・・などを大義名分にして死ねるだろう。そこで措定されている故郷の山や川は現実的には既にそれほど美しいものではなくなっているかもしれない。僕自身が子供のときに見て接したそれを理想的にイメージしたものの為に死ぬのだ。
そのようにこの世の何かを信じていたい。向こうの世界を措定するのでなく・・・
東北の小さな町「谷津」。眠ったふりをしたような町。若者はみんな出ていく。でも、出て行ってから戻ってくる人も何人かいる。絶望的な停滞感。夢も希望ももてない。しかし、その町は古代の原初的なものを所々から吹き出し、ある時人はそこからねじれた異次元世界に吸い込まれ、更に跳んでいく。どちらの世界があるべき世界なのかわからない。
停滞したこちらの世界で自分をすり減らすだけで年老いていくことの閉塞感。かといって何かを守るために頑張るとしてその守るべきものは腐臭を放つ唾棄すべきことどもかもしれない。それでもこの世界を、という想いを示唆するところでこの物語は終わる。
僕もたまに思う。自分が特攻隊員だとして何の為に死ねるか?おそらく、美しい故郷の山や川のため、妻子のため、母のため、父のため、僕にやさしかったすべての人のために・・・などを大義名分にして死ねるだろう。そこで措定されている故郷の山や川は現実的には既にそれほど美しいものではなくなっているかもしれない。僕自身が子供のときに見て接したそれを理想的にイメージしたものの為に死ぬのだ。
そのようにこの世の何かを信じていたい。向こうの世界を措定するのでなく・・・
2013年2月2日に日本でレビュー済み
終盤に来て尻すぼみ、という多くのレビューに自分も同意。
なんというか、これからITばりのホラー長編が始まる! みたいなところで終了してしまう。
まさに大長編の序章という感じ。
登場人物が多すぎ、主役と呼べるような人物がいないため感情移入しにくい。
だからと言って群像劇といえるほど各キャラが魅力的なわけでもない。ただ多いだけ。
またそのせいか、視点(小説技術的な意味の視点ではなく、ここではその場面の中心人物という意味)がコロコロ変わって読み辛い。
なんというか、これからITばりのホラー長編が始まる! みたいなところで終了してしまう。
まさに大長編の序章という感じ。
登場人物が多すぎ、主役と呼べるような人物がいないため感情移入しにくい。
だからと言って群像劇といえるほど各キャラが魅力的なわけでもない。ただ多いだけ。
またそのせいか、視点(小説技術的な意味の視点ではなく、ここではその場面の中心人物という意味)がコロコロ変わって読み辛い。
2014年1月22日に日本でレビュー済み
地歴研内、学校内…そしてついには
どこか眠っている様な空気を纏った『谷津』という町全体にまで
広がってゆくミステリー/世界観が壮大!
ラストについては、分かりにくいだとか色々と書かれてますが
むしろこれなら、恩田陸の中では分かりやすい方だと思う
なんだか、故郷を想い、ふと切ない気持ちに陥りました
これが"ノスタルジアの魔術師"と呼ばれる著者の
"魔術"たる技なのかもしれません
この本から、恩田陸のファンになって
未だに結局は、この本に還ってきてしまいます
どこか眠っている様な空気を纏った『谷津』という町全体にまで
広がってゆくミステリー/世界観が壮大!
ラストについては、分かりにくいだとか色々と書かれてますが
むしろこれなら、恩田陸の中では分かりやすい方だと思う
なんだか、故郷を想い、ふと切ない気持ちに陥りました
これが"ノスタルジアの魔術師"と呼ばれる著者の
"魔術"たる技なのかもしれません
この本から、恩田陸のファンになって
未だに結局は、この本に還ってきてしまいます