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ラッシュライフ(新潮文庫) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2005/5/1
- ファイルサイズ952 KB
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価格 | ¥880¥880 | ¥880¥880 | ¥935¥935 | ¥737¥737 | ¥869¥869 | ¥1,155¥1,155 |
【新潮文庫】伊坂幸太郎 作品 | 卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!伝説のデビュー作、待望の文庫化! | 未来を決めるのは、神の恩寵か、偶然の連鎖か。リンクして並走する4つの人生にバラバラ死体が乱入。巧緻な騙し絵のごとき物語。 | ルールは越えられるか、世界は変えられるか。未知の感動をたたえて、発表時より読書界を圧倒した記念碑的名作、待望の文庫化! | 売れないロックバンドの叫びが、時空を超えて奇蹟を呼ぶ。緻密な仕掛け、爽快なエンディング。伊坂マジック冴え渡る中篇4連打。 | 未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求め、手探りで進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇を描く長編小説。 | 俺は犯人じゃない!首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された男。必死の逃走。スリル炸裂超弩級エンタテインメント。〈山本周五郎賞受賞・本屋大賞受賞〉 |
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一人息子に四人の父親!?軽快な会話、悪魔的な箴言、鮮やかな伏線。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ四〇〇%の長篇小説。 | 本当の「天才」が現れたとき、人は”それ”をどう受け取るのか──。一人の超人的野球選手を通じて描かれる、運命の寓話。 | 愛する小説。苦手なスピーチ。憧れのヒーロー。15年間の「小説以外」を収録した初のエッセイ集。裏話満載のインタビュー脚注つき。 | 「助言あり〼(ます)」の看板を掲げる謎の相談屋。バスジャック事件の”もし、あの時……”。書下ろし短編収録の文庫オリジナル作品集! | 被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。彼を巡り、合コン、いじめ、濡れ衣……様々な物語が絡み合う! |
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銃を持つ男。怯える母子。突入する警察。前代未聞の白兎事件とは。軽やかに、鮮やかに。読み手を魅了する伊坂マジックの最先端! | 新型ウイルス「村上病」と戦時中に墜落したB29。二つの謎が交差するとき、怒濤の物語の幕が上がる!書下ろし短編収録の新装版。 | どう考えても絶体絶命だ。製菓会社に勤める岸が遭遇する不祥事、猛獣、そして――。現実の正体を看破するスリリングな長編小説! |
商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1971(昭和46)年千葉県生れ。’95(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。’02年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。’03年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、七〇年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。’04年に『チルドレン』、’05年には『グラスホッパー』が直木賞候補に。’04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年希にみる資質の持ち主として注目を浴びている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B0096PE4T8
- 出版社 : 新潮社 (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 952 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 367ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 14,362位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
カスタマーレビュー
お客様のご意見
お客様はこの小説について、以下のように評価しています: 物語にひきつける魅力とパワーがあり、有意義な時間をありがとうという声が多くあります。群像劇の傑作として高く評価されており、作品全体を見れば素晴らしいと感じています。また、ストーリー展開や人間関係が面白く、読者をすがすがしい気持ちにさせるような内容だと好評です。 感情移入に関しては、読後感はサッパリした清涼感がある一方で、後半若干ダレてくる点も残念だという意見もあります。 全体的に、ラッシュライフは群像劇の傑作だと評価されています。 ただし、分かりにくさについては意見が分かれているようです。 理解に少し時間がかかることや、時間と場所が錯綜する点や、映画にもなっているため怖いと感じる方もいるようです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。
お客様はこの小説について、とても面白いと評価しています。物語へひきつける魅力があり、有意義な時間をありがとうという声があります。想像力をかきたてるし、構成の技術になるほどだと感じています。また、数名の体験が交錯し、スピーディに読み進むため、読者の興味を惹きつけます。一方で、回収作業は強引ではあるものの、充分読んでいて楽しめたようです。
"...職人芸的な巧さというか、サーカスの綱渡りでも見ているような、スリリングな驚きと面白さがありました。 再読した今回、やや気になったのは、各パートの話の中に、いまいち印象良くないなあと感じる話があったことです。 〈..." もっと読む
"期待通りでした!買って良かったです。他のお話も読みたいと思います。どう繋がっていくのか楽しみです。" もっと読む
"面白かったです。すれ違う点と点が線になっていき、終盤一気に繋がりながらも余白を残す。オーデュボンの祈りから読み始めたので、嬉しい出会いもありました。 独特の世界観があり、凄惨であったり残酷であったりしながらも、不思議と読後は心の中に小さな灯りが残ります。..." もっと読む
"一言で言うならとても面白かった。 途中怪談かホラーじみた、現実離れした話なのかなと思っていたがさにあらず。 しっかり点と点が繋がり、突飛な事象に説明がなされていく。 岩木山を拝みに行った彼はどうなったのだろう。神の力なのか、もしや。..." もっと読む
お客様はこの作品について、群像劇の傑作だと評価しています。作品全体を見れば素晴らしいと感じており、職人芸的な巧さやラストの素晴らしさを称賛しています。また、世界観が素敵で、構成の技術になるほどと感じているようです。ただし、値段設定については疑問を感じています。
"...職人芸的な巧さというか、サーカスの綱渡りでも見ているような、スリリングな驚きと面白さがありました。 再読した今回、やや気になったのは、各パートの話の中に、いまいち印象良くないなあと感じる話があったことです。 〈..." もっと読む
"...すれ違う点と点が線になっていき、終盤一気に繋がりながらも余白を残す。オーデュボンの祈りから読み始めたので、嬉しい出会いもありました。 独特の世界観があり、凄惨であったり残酷であったりしながらも、不思議と読後は心の中に小さな灯りが残ります。..." もっと読む
"...繋がっていく伏線があざといかなぁ、と感じてしまったからです。 しかし作品全体を見れば素晴らしい、有意義な時間をありがとう! と、思えます。オススメです。なんとか" もっと読む
"想像力をかきたてるのと、構成の技術になるほどと思った。 人間って確かにこんな感じで動いているのかも" もっと読む
お客様はこの小説の感情移入について高く評価しています。読後感はサッパリした清涼感があり、心の中が少しあたたかくなると感じています。また、ストーリーが途中からわかるように書かれており、物語のつながりが分かりやすく書かれているため、少し空いた時間でも読みやすいと好評です。クライマックスには私の感情が揺れに揺れ、圧巻の一言になるという意見もあります。
"...全編を通して、伊坂ワールドでは有名な「黒澤」の存在感は最高だった。特に、豊田と老犬の話のラストは、ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」のラストを彷彿とさせて、目頭が熱くなった。ミステリーやクライムストーリーだけでなく、さりげなくこうした人情話も書ける伊坂の力量が大好きだ。..." もっと読む
"...なるほど、これが人はどこかで人と繋がっているということか、と納得のいくものに。 クライマックスには私の感情は揺れに揺れ、圧巻の一言です。 満点ではない理由は、序盤から登場人物の紹介が入り、..." もっと読む
"...設定ありきなのか、登場人物の背景が全く見えない。薄っぺらい。 それぞれのストーリーも『先が見えない』というより、無理矢理こじつけている感が強い。はっきり言って面白くない。 これを面白いという人は今までどういう小説を読んできたのだろうか。不思議で堪らない。" もっと読む
"...最後に話がつながっていくストーリー性は、さすが伊坂先生。 一つ一つの章が区切りになっているので、少し空いた時間でも読みやすく楽しめると思います。 しかし・・後半は徐々にそれぞれのライフがつながっていくので、気になってしまい一気読みしてしまいました。" もっと読む
お客様はこの物語のつながりを高く評価しています。話がつながっていき、少しずつ繋がっていく楽しさや、点と点が繋がり、突飛な事象に説明がなされていく様子が面白いと感じています。あらゆる人の行動が繋がっており、人生何が起こるかわからないという印象を与えてくれます。また、すれ違う点と点が線になっていき、終盤一気に繋がりながらも余白を残すシーンも面白かったようです。
"面白かったです。すれ違う点と点が線になっていき、終盤一気に繋がりながらも余白を残す。オーデュボンの祈りから読み始めたので、嬉しい出会いもありました。 独特の世界観があり、凄惨であったり残酷であったりしながらも、不思議と読後は心の中に小さな灯りが残ります。..." もっと読む
"一言で言うならとても面白かった。 途中怪談かホラーじみた、現実離れした話なのかなと思っていたがさにあらず。 しっかり点と点が繋がり、突飛な事象に説明がなされていく。 岩木山を拝みに行った彼はどうなったのだろう。神の力なのか、もしや。..." もっと読む
"数年前に初めて読んだ時にとてもおもしろく感じたので再読。あらゆる人の行動が繋がっており、人生何が起こるかわからないなと感じさせてくれる物語。..." もっと読む
"一気読み間違いなしの傑作!もちろん自分も一気読み。 何人かの主人公が絡み合い、すれ違いあいながら話が進む。 エッシャーの騙し絵と絡み合いすれ違う登場人物達がクロスする。 更に面白い事に伊坂さんの他の作品の話がちらっと出てきたりして..." もっと読む
お客様はこの小説の読みやすさについて意見が分かれています。早く読める点や、手軽に読む分にも良いと評価しています。一方で、最後まで読むのが辛いという指摘もあります。リアリティがないキャラやハードボイルド風な展開で、読んでいて疲れるという声があります。また、複数の登場人物とその環境を裏側で繋げていき、無理な展開があっても読ませるとの意見もあります。
"この本を読んだ時 ちょうど「騙し絵展」に行った時で あまりものタイミングのよさに自分でもちょっと嬉しかったかな。 ストーリーは 5つの物語から構成されていて 最初はそれぞれがバラバラに思えるんだけれど..." もっと読む
"伊坂さんは好きですが、この作品は個人的に面白くなかったです。 読んでいて疲れました。 誰も救われない話なので、物語を楽しむ作品でもないし、 複数の登場人物とその環境を、騙し絵のように裏側で繋げていき、..." もっと読む
"数名の体験が交錯し、スピーディに読み進まされてしまう、筆者の勢いを感じる小説でした。 この辺が直木賞候補作家であって芥川賞候補作家でない所以でしょうか。 私も中年となり、読んで楽しい本も非常に貴重なのですが、じっくり味わいながら読みたい、..." もっと読む
"この作家の他の小説も読んだことがあるが、どれもイマイチだったので、今回は、という思い出購入してみた。 が、最後まで読むのが辛いのは変わらない。 リアリティが全くないキャラ、ハードボイルド風?..." もっと読む
お客様はこの小説の分かりにくさについて不満を感じています。内容が込み入って来て分かりにくく、理解に少し時間がかかるという指摘があります。また、映画になっているにもかかわらず、怖い怖いと感じており、意味が良く解りにくいという意見もあります。
"曖昧な結末が多分文学なんでしょうね。様々な登場人物の中で時間と場所が錯綜するにで理解に少し時間がかかる。" もっと読む
"この作品はちょっと怖かったです。 映画にもなっていて 見たのですが、怖い怖い、 そしてあまり意味が良く解りませんでした。 もう1回読んでみよう!" もっと読む
"個人的には内容が込み入って来て分かりにくい感じもしたけれど。。..." もっと読む
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年5月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入一気に読み終わりました。
読み終わって、気持ちが軽くなる本。
おもしろかったー!
- 2024年2月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入この作品読むのは、二十年ぶりくらいになるのかな。初めて読んだ時は、「おおっ! すげぇな、これは。仕掛けがめちゃ決まってて、切れのある群像劇て感じがするなあ。いやあ、気の利いた話の企みに乾杯や」てなこと、思ったように覚えてます。
再読した今回も、挿画に使用されたエッシャーの騙し絵、城の階段を兵士たちがぐるぐると歩いているあの構図を、複数パートから成る作品のからくりに通じるものとして組み立てた手腕は、実にたいしたものだと唸らされました。職人芸的な巧さというか、サーカスの綱渡りでも見ているような、スリリングな驚きと面白さがありました。
再読した今回、やや気になったのは、各パートの話の中に、いまいち印象良くないなあと感じる話があったことです。
〈泥棒の黒澤〉パート、〈宗教の河原崎〉パート、〈カウンセラーの京子〉パート、〈失業者の豊田 & 老犬〉パート、以上四つのパートを回す形で話が進んでいきますが、〈宗教の河原崎〉と〈カウンセラーの京子〉のパートが、どうもあんまり印象が良くなかった。読みながら、これはあまり気分良くない話だよなってところがあった。そこが少しね、今回引っかかりました。
本作と繋がる伊坂作品同士のリンクについては、文庫巻末の解説で池上冬樹さんが書いてくださっていて有り難かったです。
登場人物繋がりで言えばもう一人、中篇「ポテチ」(『フィッシュストーリー』収録)に出てくる今村忠司(ただし)が〈泥棒の黒澤〉パートにちょい役で出てきたのに、「おっ」となりました。黒澤に向かって今村が、《「この間なんですけど、ぼうっと寝てたら木から林檎(りんご)が落ちてきたんですよ」》新潮文庫 p.56 て言うところ、なんかおかしくてくすりとしちゃいました。
- 2023年11月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入好みの小説ではなく、引き込まれることは無かったかな。途中まではつまらない。終わりのほうで、なるほどそんな話なのねと。どの登場人物にも共感できないからだろう。強いて言えば老犬。
- 2024年4月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入だまし絵のようにぐるぐると進む物語。終盤が近づきまた始めから読み直したいという衝動に駆られた。伊坂作品はこれだからやめられないのだ。
- 2024年5月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入エッシャーの騙し絵をモチーフに四つの物語を、読み手の立場にたって構成しているところはさすがである。全編を通して、伊坂ワールドでは有名な「黒澤」の存在感は最高だった。特に、豊田と老犬の話のラストは、ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」のラストを彷彿とさせて、目頭が熱くなった。ミステリーやクライムストーリーだけでなく、さりげなくこうした人情話も書ける伊坂の力量が大好きだ。作家として自分の本当に書きたいものを、作者自身が楽しく書いた物語を読み手は待ち望んでいるのだと思う。直木賞といった作家にとっては大きな勲章をとったものの、その後にヒット作が続かない作家が垣間見える昨今、伊坂幸太郎は違う。文学賞を鼻にかける作家ではないのだ。「えっ、そうなの?」と言う方、この「ラッシュライフ」を手にとり最後まで読んでみてほしい。今からおよそ20年も前に書かれた著者初期の作品にも関わらず、どこにも古臭さを感じさせない作品なのである。
- 2020年4月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入期待通りでした!買って良かったです。他のお話も読みたいと思います。どう繋がっていくのか楽しみです。
- 2022年9月6日に日本でレビュー済みAmazonで購入プレゼント用 良かったとの回答