- 2019年10月3日
- 2020年3月14日
『幽霊たち』はホラーじゃない。でもなんか怖くなってくる…
幽霊たちはポール・オースターの3作品目ですが、前回から引き続き発表順に読んでみました。ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」にも選ばれたポール・オースターのニ…
幽霊たちはポール・オースターの3作品目ですが、前回から引き続き発表順に読んでみました。ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」にも選ばれたポール・オースターのニ…
シティ・オヴ・グラスというポール・オースターの小説をご存知でしょうか?彼の2作品目の小説であり、詩人として知られていたポール・オースターを人気小説家に変化させた作品の一つだと言われています。そのシティ・オヴ・グラスを読み終えた時、僕はこう叫びました。
孤独の発明は、僕が最近どハマリ中の作家、ポール・オースターの処女作という事で手にとりました。気に入った作家は作品発表順に全部読んでみたくなるからです。「孤独の発明だと!?なんと素晴らしいタイトルだ!」孤独について魅力的に綴った『ムーン・パレス』でポ…
幻影の書というポール・オースターの作品はアメリカ本国では最高傑作と称されているらしいのです。えー、それがどうしたのかと言いますと、前回『ムーン・パレス』を読んで「ポール・オースター、やばい!大好きかもしれない!!」と電撃が走る程感銘を受けた僕は、次…
ムーン・パレスというポール・オースターの小説を読み終えた時、自分の好きな作家ランキングがガタンと変わった気がした。なんて自分好みの小説なのだろう。なんて自分好みの書き方なのだろう。芥川龍之介、太宰治、谷崎潤一郎、村上春樹、伊坂幸太郎、森見登美彦、光原
ルビンの壺が割れたという宿野かほるの小説は、自分の部屋に積み上げられた本の中から発見したものです。その表紙にはだまし絵で代表的なルビンの壺が描かれていました。ただ、俗に言う積読(つんどく)、積み本をしている人なら良くある事かもしれないけれど、一体ど…
おとうさんがいっぱいという本をご存知でしょうか?ジャンル的には児童文学になると思うんですが、友人に勧められて読んだ所、見事にトラウマになりそうです。そう。この本は怖い!!ファンタジーかと思って読んでたら、突然訪れる背筋が凍りそうなバッドエンド!しか…
リプレイという本をその昔2冊買いました。STEINS;GATEというPCゲームにハマり、ループものおもしれー!となっていた時に、ループものの小説ではリプレイが面白いと噂を聞いていたのです。そこで古本屋でリプレイを発見し買ってきたのですが、家に帰ると…
三月は深き紅の淵をという小説。手にとって最初に思ったのは、今までの恩田陸の小説のタイトルの付け方の中で一番アクロバティックだな、と。文字でタイトルをじっと見つめ、目を閉じて口に出して言ってみる。するとどうにも「サンガツハフカキクレナイノフチヲ」とい…
不安な童話は恩田陸の3作品目なのですが、3つ目ともなると「恩田陸とはこんな作家だ!」という大体のイメージが固まってくる頃だと思います。…が!まさか、こうまでも前作、前々作から作り上げられる作家イメージをぶっ壊してくるとは思いませんでした。ずっと漂う…